日本に一時帰国する直前、まさかの高熱が出ました…
僕は慢性扁桃炎持ちで、一度熱が出ると 40度以上 になることも。さらに喉は爛れて出血する状態で、かなりつらかったです。
日本なら抗生物質を飲んで安静にしていれば治るのですが、海外では保険未加入。病院に行くと 高額請求 が待っているため、どうしようか悩みました。
そこで試したのが、オンライン診療サービス InstantScripts です。
① InstantScriptsで電話診療
費用は1回 約$50。
サイトで症状や必要事項を入力して支払いを済ませると、医師から電話がかかってきます。
電話で確認される内容は…
- 症状の詳細
- 薬の使用歴
- アレルギーの有無
電話で医師が「この薬を処方します」と伝えると、SMSで電子処方(eScript) が届きます。
② 薬局で処方箋を提示
近くの薬局で電子処方箋を見せれば、すぐに薬を受け取れます。
病院に行かずとも、手軽に抗生物質を入手できる方法です。
この方法のメリット
- 高額な病院費用を払わずに薬をもらえる
- 保険未加入でも対応可能
- 医師の処方が必要な薬も入手できる
注意点
- Medicare未加入の場合はIHI番号が必要
- IHI(Individual Healthcare Identifier)は、医療機関や薬局が正確に個人を識別するための番号
- 登録は無料
- InstantScriptsで番号を入力する必要があります
- 医師からの電話時間は不確定
- 表示では数分後となっている場合もありますが、僕の時は 約3時間待ち。体調が悪いと寝てしまい、再度電話がかかるまで さらに2時間待ちでかなりストレスでした。
- 電話はすべて英語で、聞き取りに苦戦することも
こちらが話すことは上記で書いたような「どんな症状か、薬の使用歴、アレルギー等」を伝えるだけなのですが、医師によってはもごもご話すので聞き取る方が大変です。
薬の知識も多少は必要!
無事に薬をもらい熱は下がりました。
ただ、最初に処方された ペニシリンは全く効かず、再度診療を受けることに(費用 $100ほど)。
抗生物質には種類があり、個人の体質によって効く・効かないがあります。
さらに、日本で処方される第3世代と言われる抗生物質はオーストラリアではまだ認可されておらず、処方不可でした。
普段何の薬を飲んでいるか、なぜ処方されているかを改めて見直す良い機会になりました。
(一番安全なのは、帰国時に普段処方されている薬を持参することです(笑))
まとめ
- 海外でもオンライン診療を使えば、薬を安全に入手できる
- IHI番号や英語でのやり取りの準備が必要
- 薬の効果は個人差があるので注意
海外で病気になると不安になりますが、事前の知識と準備があれば怖くありません。
保険未加入の方や、病院に行くか迷っている方の参考になれば嬉しいです。

コメント